昔ある所に「エカチャクラ」という王国がありました。その王国の王も「エカチャクラ」という名前でした。
その国には強い魔力を持った「デトヤバカ」という名前の魔物が棲んでいました。魔物は自分の魔力にうぬぼれ、王国の人々を殺すようになり、デトヤバカは王国の人々に恐れられていました。
悩める王はどうしてよいかわからず、ある日遂に勇気を振り絞り、なぜ罪もない人を殺すのかと尋ねるために魔物のところへ向かいます。
王はデトヤバカから「人間の生け贄を1人差し出せ。さもないと王国の全ての人を殺し続ける」と脅されます。エカチャクラ王は窮地に陥り、この王の悩みはすぐに世界中に知れ渡りました。
遠く離れたデマルタ王国の女王「クンティ」(「パンダワの5兄弟」の母)は、罪のない人を生け贄に出さなければならないエカチャクラ王の境遇を知って大変悲しみ、息子達を集めて何か助ける方法がないかと尋ねます。
2番目の息子「ビマ」はこの話を聞いて大いに憤り、自分が魔物の生け贄になると言い出します。ビマは大変勇敢なうえに自らも強い魔力を備えており、これまでの悪との戦いで自分には覚悟ができているし、決してデトヤバカには屈しないというのです。
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クンティは驚きますが、同時に我が子がエカチャクラ王を助ける為に身を差し出すと言うのを聞いて、誇らしく思うようになります。
この知らせを聞いた王は安堵して大変喜び、デトヤバカのところに生け贄が見つかったことをつげに行き、もう王国の人々を殺さぬよう頼みます。デトヤバカはあのビマが生け贄として差し出されると聞いて狂喜します。魔物はすぐにでもビマを食いたいと雄叫びをあげます。
デトヤバカはビマに襲いかかりますが、ビマの魔力によって阻まれます。面目を失ったデトヤバカは怒り狂い、何千もの仲間の魔物を呼び寄せます。魔物たちは次々とビマに挑みますが、強靭なビマには全く歯が立ちません。地面は次々と魔物たちの死骸であふれていきます。
そしてデトヤバカとビマの熾烈な戦いが始り、ついにビマはデトヤバカを殺し、勝利をおさめます。
こうしてエカチャクラの人々は魔物の恐怖から開放されたのです。
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